【32日目】

葉隠『七海っちとの今の関係は、この間の一件もあってお互い秘密を知り合ってる……だから結構親密な間柄だと言っても過言じゃないべな』

葉隠『七海っち自身それがきっかけか、狛枝っちの事を今とても気にしているべ』

葉隠『そして……それと同じくらい自分の存在についてとても気にしている』

葉隠『狛枝っちに自分の正体を知られちまった。狛枝っちはそれでも気にしないでくれて嬉しいけれど、逆に辛い時もあったりする……その複雑な気持ちが七海っちを今とても苦しめているべ』

葉隠『そんな風に感じるのは初めての経験みたいだからな。それがどういう事なのか、自分自身よく理解出来ていないから更に混乱してるっぽいべ』

葉隠『狛枝っちがするべき事は、とにかく七海っちとの約束を守る事だべ』

葉隠『この修学旅行を諦めずに乗り切れ。七海っちだけじゃなく、みんなと交流しないとダメだべ』

葉隠『七海っちにかかりきりになるのが一番いけない事だべ。狛枝っちにとっても七海っちにとっても、きっとよくない事が起こるべ』





【16日目】

水晶「七海っちとの今の仲は、良いお友達レベルだな」

水晶「とは言っても、だいぶ仲良しさんになってきてる感じだべ」

水晶「どうにも世間知らずでずれた所があるせいで、驚くような事を今まで沢山してきたと思うけど……」

水晶「仲が良くなってきたおかげで更に遠慮がなくなって、とんでもない事をしでかす危険のある恐ろしい娘だべ!」

水晶「思わせぶりな事をしてきても今のところそこに他意がないっつーのが、一番恐ろしいところなんだけどな……」

水晶「解らない事はきちんと教えてやる! いけないと思った事はいけないと解らせる! ……っていうのが、基本の接し方になるのは変わらずだけど……」

水晶「なんつーか、その……こういう事はあまり言いたくねぇんだけどよ」

水晶「仲良くなる事自体は全然構わねーと思うけど、本気になるのはやめといた方がいいと、俺は思うべ……後で悲しい思いをしたくないんだったらな」

水晶「それでも親しくなりたいんだったら、プレゼントは、超技林 第二版、ハンドパワーグローブ、ドライビングニトロ、百年ポプリ、イン・ビトロ・ローズ、ドクロマスクを渡してみるといいべ」